DCデータベース wiki
Advertisement

ニュー・ファン・コミックス(New Fun Comics)は1935年にナショナル・アライド出版社から刊行された世界で最初の近代的なコミック雑誌である。全6号で廃刊となったが、のちに『モア・ファン・コミックス』として生まれ変わった。

概要[]

1934年の秋、『フェイマス・ファニー』を始めとする新聞のコミック・ストリップの再録雑誌が人気を博していた頃、マルコム・ホイーラー=ニコルソン少佐によってナショナル・アライド出版社が設立され、翌年2月に『ニュー・ファン・コミックス』#1が発売された。『ニュー・ファン』はオリジナルの新作だけを収録した、世界で最初の歴史的なコミック雑誌だった。『ニュー・ファン』は10インチ×15インチのタブロイドサイズ、カバーに光沢は無く、36ページの誌面からなるアンソロジーで、ユーモアや冒険ものの色合いが強い作品を掲載した。

第1号はのちにファニーズ社の創設者となるロイド・ジャキットが編集を手がけ、次号からはホイーラー=ニコルソン自ら編集に携わった。最終的に、『ニュー・ファン』はホイーラー=ニコルソンの資金不足が原因となり第6号で廃刊となった。しかしこの最終号では、のちのスーパーマンの生みの親であるジェリー・シーゲルジョー・シャスターのコンビが作家としてデビューを果たしている。

関連タイトル[]

モア・ファン・コミックス
ニュー・ファン・コミックスの後身タイトル。
ニュー・コミックス
ニュー・ファン・コミックスに続き、DCコミックス(ナショナル・アライド出版社)から刊行された2つ目のコミック・シリーズ。
Advertisement