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ジェローム・“ジェリー”・シーゲル(Jerome "Jerry" Siegel)はアメリカのコミック作家である。アーティストのジョー・シャスターとともにスーパーマンを生み出したことで知られる。ペンネームとしてジョー・カーター(Joe Carter)やジェリー・エス(Jerry Ess)を名乗ることもあった。

経歴編集

生い立ち編集

1914年10月17日にオハイオ州クリーヴランドに生まれ、ユダヤ系移住地で育つ。彼の家庭は貧しく、11歳のとき、仕立て屋を営んでいた父親が強盗に押し入られ、心臓発作で命を落とすという悲劇に見舞われた。シーゲルは幼い頃から映画やコミック・ストリップ、特にSF系パルプ・マガジンのファンだった。やがてシーゲルは他のサイエンス・フィクション ファンと連絡をとりあうようになり、のちにSF小説作家として有名になる若きジャック・ウィリアムスンとも親交があった。1929年、シーゲルはおそらく世界最初のSFファン雑誌である『Cosmic Stories』を出版した。彼はその後の数年間で他にも数冊の小冊子を出版している。

クリーヴランドのグレンヴィル・ハイスクールに通っていた頃、シーゲルは週刊の学内新聞に記事を書いていた。彼は内気な性格でけっして人気者ではなかったが、学内新聞に書いていたターザンのパロディ漫画は仲間うちで評判だった。ハイスクール在学中の16歳のとき、シーゲルはのちに仕事上のパートナーとなるジョー・シャスターと出会った。シャスターもまた内気な性格だったが、シーゲルと同じくヒーローものが好きで、やがて2人は作家とアーティストのコンビとしてファン雑誌で活動するようになった。

シーゲルとシャスターのコンビは、マルコム・ホイーラー=ニコルソン少佐が1935年に創刊した雑誌、『ニュー・ファン・コミックス』で業界デビューを果たした。彼らはこの雑誌でマスクの剣士「ヘンリ・デュヴァル」や超自然的クライムファイター「ドクター・オカルト」の活躍を描いた。

スーパーマン編集

シーゲルとシャスターはテレパシー能力を持つヴィラン「スーパーマン」を作り出し、1933年出版のファン雑誌に登場させた。1934年、ハイスクールを卒業し、両親の家で生活していた頃のある日、シーゲルは突如として新しい主人公のアイデアを思いつき、以前とは異なるバージョンの「スーパーマン」のシナリオを徹夜で書き上げた。それから4年にわたり、シーゲルとシャスターはスーパーマンを掲載してくれる出版社を探し続けた。この頃、シャスターは不採用となった落胆のあまり『The Superman』の原稿を燃やしてしまい、シーゲルが火の中から救い出したカバーアートだけが生き残った。1937年、シャスターとシーゲルがナショナル・アライド出版社の『ディテクティブ・コミックス』#1で冒険野郎「スラム・ブラドリー」の物語を手掛けた後、編集者のヴィン・サリヴァンは彼らが作り出したスーパーヒーローを新雑誌『アクション・コミックス』の目玉にすることに決めた。シーゲルとシャスターはスーパーマンのストーリーを雑誌用の13ページに描き直し、1ページ10ドルの稿料を受け取った。

合計130ドルの稿料を受け取るのと同時に、シーゲルとシャスターはスーパーマンのキャラクターに関する権利を出版社に譲渡する取り引きにサインした。

その後編集

のちにシーゲルはマーベル・コミックスチャールトン・コミックスといった他の出版社でも仕事をするようになり、イギリスのライオン誌では「The Spider」というヒーローを作り出した。

1985年、DCコミックスは会社の50周年記念雑誌「Fifty Who Made DC Great」(DCの功労者50名)の1人にシーゲルを選出した。1986年、DCコミックスの編集者ジュリアス・シュウォーツは、マーヴ・ウルフマンによる『クライシス・オン・インフィニット・アース』とジョン・バーンによる『ザ・マン・オブ・スティール』の間に位置する、スーパーマンの最期を描くコミックスの脚本をシーゲルに依頼した。しかし彼はこの申し出を断り、代役としてアラン・ムーアが選ばれた。

スーパーマンに関する権利問題編集

1975年、シーゲルは原作者である自分とシャスターの扱いをめぐり、DCコミックスに対して公の抗議を行った。最終的に、DCの親会社であるワーナー・コミュニケーションズはシーゲルとシャスターに毎年20,000ドル(のちに30,000ドルに増額)を一生涯支払うことになり、スーパーマンが登場する全てのコミック、TV作品、映画、ゲームにシーゲルとシャスターの原作者表記が入るようになった。シーゲルとシャスターのクレジットが復活した最初の号は、1976年の『スーパーマン』#302である。

外部リンク編集

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